ドライマウス(口腔乾燥症)とは?唾液不足の原因や対処法を解説!
こんにちは。広島市南区東雲本町にある江夏歯科医院です。
今回は『ドライマウス(口腔乾燥症)』についてお話しいたします。
ドライマウスとは唾液の量が少なくなり口の中やのどが乾燥している状態のこと。
~ドライマウスの主な症状~
(1)口が乾いてしゃべりにくい
(2)乾いた食品が食べにくい
(3)入れ歯が擦れて痛い【※1】
(4)むし歯・歯肉炎・口内炎【※2】
(5)味覚障害
(6)口の中がねばねばする
(7)口の中が痛い
などがあります。
(3)入れ歯が擦れて痛い【※1】
唾液には入れ歯と粘膜の潤滑剤的な働きがあるため、唾液が減少すると
入れ歯の安定性が悪くなり更には擦れて咬みづらくなります。
(4)むし歯・歯肉炎・口内炎【※2】
唾液には優れた機能を持った成分が多く含まれているため、減少するとプラーク
【細菌の死骸】が残存しやすくなるため、むし歯や歯肉炎のリスクも高まり口臭
も発生しやすくなります。
~原因~
(1)口呼吸
(2)加齢
(3)ストレス
(4)薬の副作用
などが挙げられますが、(4)薬の副作用によるものが1番の原因で
全体の80%といわれています。
~原因となりやすい薬の種類~
(1)降圧剤
(2)向精神薬
(3)抗ヒスタミン薬
などがあります。
ドライマウスを根本から改善することは難しい場合が多いですが、
まず原因除去したうえで対処療法していき、ドライマウスによって引き起こる問題を
改善することができます。
~ドライマウスの対処法~
(1)お口の中専用の保湿剤を使う(当院にも取り扱いあり)
(2)唾液の分泌を促すマッサージをする
これらがおすすめです。
お口の乾燥が気になるという方はご相談下さいませ。
文:下岡ひかり