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お知らせ

虫歯や歯周病に罹患しやすい口腔環境の違い【縁遠くなるための行動とは?】

こんにちは。広島市南区東雲本町にある江夏歯科医院です。

 

今回はむし歯と歯周病、縁遠くなるための行動についてお話しいたします。

 


 

 ①むし歯や歯周病になりやすい人、なりにくい人がいるのは本当ですか

  →むし歯や歯周病になりやすいかは、食事の内容やタイミングなどの

   生活習慣だけでなく、お口の中の細菌の種類や割合、唾液の量や質、

   さらには歯質の強さなどが影響します。

   自分がどの程度むし歯や歯周病になりやすいのか、唾液検査

   科学的根拠のある診断が可能です。

   当院にも唾液検査がありますので、ご興味ございましたらお声がけ下さい。

 

健康な歯肉

 

 

 ②定期検診にはどのくらいの頻度で行くべきですか

  →むし歯になりやすい人なりにくい人、要はリスクが高いか低いかがポイントであり、

   理想的な定期検診の頻度・タイミングについては個人差があります。

   基本的には3ヶ月~6ヶ月に1回の受診をおすすめしていますが、

   歯周病の程度が進んでいる方は進行を抑えるため                   

   1ヶ月~3ヶ月に1回のメンテナンスをお勧めしています。

 

 ③予防処置(メンテナンス)には痛みが伴いますか? 

  →予防処置は、基本的に機械を使って歯を掃除したり薬を塗布したり付けたりと、

   痛みを伴うような処置はありません。

   むしろ歯の掃除は「気持ちいい」「爽快感がある」という声をいただきます。

   しかし、しばらく歯科医院を受診しておらず、歯石が溜まっている場合や

   歯周炎が進行している方は歯肉の検査や歯石を除去する際に痛みを多少伴うことがあります。

 

付着した歯石

 

 ④予防処置(メンテナンス)のために通うのはお金がもったいない気がするのですが...

  →予防処置(メンテナンス)を行っていた場合、

   もしもむし歯や歯周病に羅患した際には、

   かかる治療費や時間を節約できます。

   もし自分の歯を失ってしまうと、

   それを補う銀歯や入れ歯治療が必要になりますし、

   歯が欠損したままだとさまざまな疾患のリスクを高め、

   健康寿命にも影響をあたえます。

   ある調査によると、年2回以上歯医者で歯石除去をしている人は、

   48歳までは医療費が平均より高かったものの、

   49歳以後は平均よりも総医療費が安くなり、

   65歳では15万円の差が生まれています。

   適切な歯のメンテナンスは、未来の健康への投資といえるでしょう。

 

 

 

 ⑤セルフケアは歯ブラシだけで十分ですか

  →歯ブラシで落とせる汚れは全体の6割ほどで、  

   4割の汚れがお口に残ったままの状態です。

   歯垢(プラーク)が付着しやすいのは、歯と歯の間、歯と歯肉の境目などです。

   歯垢は2日で石灰化しはじめ硬く強固になり、

   歯磨きでは除去が困難な歯石になってしまいます。

   セルフケアの質を高めるためにおすすめなのが

   デンタルフロスと歯間ブラシです。

   併用することで歯垢除去率は8割までアップします。

   それでも取り切れない汚れは、

   歯科医院での定期的なケアで除去し、お口の健康を守りましょう。     

 

   

     

 

 

 

   

 

  文:下岡ひかり