歯ぎしり【歯科コラム】
こんにちは。広島市南区東雲本町にある江夏歯科医院です。
今回は歯ぎしりについてお話しいたします。
歯ぎしりとは睡眠中や無意識のうちに上下の歯を擦り合わせることです。
歯ぎしりは顎や歯に非常に大きな負担をかけます。
ほとんどの場合、歯の噛む面が擦り減って歯が短くなっています。
酷い人だと歯が折れたり、欠けたりします。
一般的に自覚がない場合が多いので、次のような症状がないか意識してみてください。
☑片側の上下の歯が、何かの折にしみることがある。
☑奥歯で噛むと瞬間的にピリッと痛いことがある。
☑歯の横の面が擦り減って、歯が細くなったような気がする。
☑朝起きた時に首筋や肩に凝りを感じることがある。
☑顎が開かなくなったり、開くときに痛みを感じた経験がある。
☑下顎の骨がごつごつしている。
☑頬のまわりの筋肉が固くて、いつも緊張している気がする。
☑仕事など夢中になっているとき、気づくとしっかり噛みしめていたり、舌を上顎に吸いつけていたりすることがある。
以上のような症状がある人は要注意です。
歯ぎしりをやめる効果的な方法は、唇を閉じて歯を離す感覚を覚えることです。
唇を閉じて、上下の歯を離し、顔の筋肉の力を抜くことを意識して、一日に何度も練習し続けてみてください。
治療法としては嚙み合わせ調整、マウスピースを用いた方法がございます。
どちらも保険適応の治療法です。
(噛み合わせ調整)
特定の歯に力がかかりすぎると痛みを生じたり、しみたりします。
そうなった場合に歯の安静を図るためにわずかに歯を削る方法です。
(マウスピース療法)
マウスピースはナイトガードとも呼ばれ、基本的には就寝中にお使いいただくものです。
装着して眠ることで上下の歯が直接当たらないようにすることができます。
はじめてお使いになるときは違和感がありますが、慣れてしまえばほとんど違和感なく眠ることができます。
症状が心配な方、顎や歯が痛い、歯がしみるなどの症状がある方はなるべく早く当院へご相談ください。