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お知らせ

ご存じ?虫歯になりやすい食べ物

こんにちは。広島市南区東雲本町にある江夏歯科医院です。

 

今回はむし歯になりやすい食べ物についてお話しいたします。

 


 

 食べ物の中でも特に「甘い食べ物はむし歯になりやすい」

と認識されている方が多いのではないでしょうか。

なぜそのように言われるのか、本当にそうなのかについて

説明していきたいと思います。

 

 初めに、むし歯になりやすい食べ物の特徴について説明します。

(1)ネバネバした甘い食べ物

    むし歯の原因となる細菌は、糖分をエサにして酸を作り出します。

   そのため、糖分を多く含む食べ物はむし歯のリスクを高めます。

   また、粘性が高いと歯面に長く残りやすい傾向があります。

 

(2)歯にくっつきやすい食べ物

    歯の隙間に入り込みやすい食べ物は、歯の表面や隙間に

   長時間とどまり、細菌がそれをエサに長時間酸を作り続けます。

 

(3)口に長く入っている食べ物

    お口の中に長く入っていると、その分むし歯菌の活動が

   長く続きます。

 

(4)酸性が高い食べ物

    酸は歯のエナメル質を溶かし、歯を脆弱にします。

 

 では、次にどのような食べ物が以上の特徴に当てはまるのか、紹介したいと思います。

 

 (1)ネバネバした甘い食べ物・・・・キャラメルキャンディーなど

 (2)歯にくっつきやすい食べ物・・・チョコレート綿菓子など

 (3)口に長く入っている食べ物・・・ガムなど

 (4)酸性が高い食べ物・・・・・・・レモンオレンジなどの柑橘類

                   トマト梅干しなど

 

 

 

潜在脱灰能とは
むし歯をどれだけ作りやすい

食べ物かを表す指標の1つで

潜在脱灰能が高いほどむし歯をつくりやすい。

ポイントは食品の糖質量粘着性

 

 

 

 

 

 

 

 

 これを見ると、「甘い食べ物はむし歯になりやすい」ということが事実

だということがわかります。

 

 ですが、”甘いものが好きでやめられない”という方もいらっしゃると思います。

その際に気を付けてほしいことがあります。

 

 ①しっかり噛んで食べる

 ②食べた後は、歯磨きをし口をゆすぐ

 ③就寝30分前の飲食を避ける

 ④フッ化物塗布を受けるまたはフッ化物入り歯磨剤を活用する

 

  しっかり噛んで食べると、唾液の分泌が良くなり消化を助けます。

 また、唾液には緩衝作用があり酸性になった口の中を中性に戻す働きがあります。

 さらに、自浄作用もあり口の中をキレイにしてくれます。

 そのため、食事をする際には「しっかり噛む」ことを意識し、

 「食べたら歯磨きをする」ということを徹底して、

 むし歯にならない環境を作りましょう。

 フッ化物塗布は、歯のエナメル質を強化し、酸に強い歯質をつくる効果があります。

    

 

 文:佐々木ももこ